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【米国】ラウンジャーで2児が窒息死 当局が警告「使用中止を」

弾力性のある椅子の一種、ラウンジャーを使っていた乳児が窒息死する事故が2件発生したとして、米消費者製品安全委員会(CPSC)が1月20日、直ちに使用を中止するよう警告を発した。

警告の対象はLeachco社が製造した子ども用ラウンジャー「Podster」「Podster Plush」「Bummzie」「Podster Playtime」の4製品。約18万個を販売したが、これまでのところ同社は自主回収を拒否しているという。

CPSCが保護者に使用中止を警告したLeachco社の4製品(CPSC発表資料より)

これを受け、消費者団体のアメリカ消費者連盟(CFA)は「憂慮すべき事故が発生した」との声明を発表。同社に対し、自主回収と購入者への通知を急ぐよう求めた。

CPSCによると、事故は2015年12月と2018年1月に発生し、生後17日と生後4か月の乳児が亡くなった。寝返りを打つなどした際、製品もしくは別の物体で鼻と口がふさがれ、窒息したとみている。CPSCは赤ちゃんを寝かす際、平らでしっかりとしたベビーベッドなどを使うよう保護者に注意を呼びかけている。

子ども用ラウンジャーを巡っては、別のブランドで大規模リコールが実施されている。Boppy Companyは昨年9月、「Boppy Original Newborn Loungers」など3製品、計330万個のリコールに着手。この製品では2015年12月から20年6月までに死亡事故が8件起きていた。

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