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【米国】2児死亡の椅子、業者が回収を拒否 当局が行政苦情

乳児2人の死亡事故が判明した子ども用ラウンジャーを巡り、製造事業者Leachcoが自主回収を拒否している問題で、米消費者製品安全委員会(CPSC)が行政上の苦情を通知したことがわかった。

これを受け、アメリカ消費者連合(CFA)と子ども保護の非営利団体「Kids In Danger」(KID)は2月10日、称賛する声明を発表するとともに「子どもの窒息リスクをもたらす製品を排除するため、当局は取り得る限りの法的手段を講じる必要がある」と呼びかけた。

2児の死亡事故が確認され、CPSCが消費者に使用中止を警告したLeachco社の4製品(プレスリリースより)

法的苦情が提出されたのは2月9日。Leachco社に対し、すべての購入者への通知と全額返金を要請する内容となる。

同社製ラウンジャーを巡っては、少なくとも乳児2人の死亡が確認され、CPSCが1月20日、消費者に使用中止の警告を発していた。こうした警告に対し、ほとんどの事業者は通常、自主回収に乗り出すが、同社はこれを拒否していた。

苦情の申し立てについて、CPSCのアレクサンダー・ヘーンサリック議長は「安全上の懸念に対応しない事業者に向けた最後の手段となるが、消費者を守るために他の選択肢がなかった」とコメントしている。

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