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市民団体が「PFAS汚染」発行 第二のダイオキシン問題と指摘

水

化学物質問題や環境問題に取り組むNPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議(中下裕子代表理事)は5月11日、冊子「PFAS(有機フッ素化合物)汚染」を発行した。日本での汚染実態を報告するとともに、健康リスクや規制の遅れなどを指摘し、子どもを守るために取るべき対策も紹介した。国民会議ホームページでPDF版を公開している。

冊子はA4サイズ16ページのカラー刷り。沖縄、大阪、東京多摩地域の地下水・水道水汚染実態やPFASが使われている製品群、健康リスク、各国の規制動向などを図表入りでわかりやすく解説している。

日本の規制の遅れを指摘し、巻末には全てのPFASを対象とした規制の導入、基準値の設定、飲料水や家庭用品、食品容器、化粧品での表示義務化などを求める提言を掲載した。国民会議はPFAS汚染について「第二のダイオキシン問題だ」と指摘している。紙版は1部100円(別途送料)で配布している。

(本紙「ニッポン消費者新聞」6月1日号より転載)
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