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アニサキス食中毒に注意、目視で確認を 秋に増加傾向 北海道

赤信号

北海道は9月15日、道内でアニサキス食中毒が急増しているとして注意を呼びかけた。この数年は秋口に発生件数が増える傾向にあり、「この時期に生のまま海産魚介類を食べる際は、目視で十分にアニサキスの有無を確認するなど徹底した予防対策が必要だ」としている。

道の発表によると、昨年1年間のアニサキス食中毒発生件数は81件。2017年の23件から3.5倍に増加していた。今年はすでに30件(7月末時点)起きていて、増加傾向となる秋口に向けて十分な注意を呼びかけた。

原因となる魚種はサンマ、サケ、ヒラメ、サバ、ニシン、ソイ、カレイ、ホッケなど。道は「鮮度の良い魚介類にもアニサキスの幼虫は寄生している。譲りうけたもの、自分で釣ったものであっても注意してほしい」としている。

予防ポイントは▽目視確認によりアニサキス幼虫を徹底的に除去する▽十分に冷凍する(マイナス20℃以下で24時間以上)▽十分に加熱する(60℃で1分以上)――こと。販売店では目視の徹底とともに、ライト下での確認、店頭ポップでの注意喚起などの取り組みが実施されているという。

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