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ミツカン、納豆初のトクホ「ほね元気」 高齢女性ら1万人に配布へ

◎移動スーパー通じ 骨の健康考えるきっかけに

Mizkan(ミツカン)は10月4日から、とくし丸(徳島市)が運営する「移動スーパーとくし丸」を通じて納豆初の特定保健用食品「金のつぶ 納豆ほね元気 3P」を全国1都1府14県でサンプリングする取り組みを始める。骨密度の低下が特に心配される80歳前後の女性など約1万人に配布し、骨の健康を考えるきっかけにしてもらう考え。ミツカンは「健康を美味しくサポートしたいという思いから実施に至った」としている。

この取り組みは、スーパーの撤退などにより買い物が困難となった地域を支援するとくし丸との協業。80歳前後の女性を主要顧客に持つ同社と手を組み、商品の価値ある情報を届ける狙いだ。移動スーパーのトラック98台で首都圏を中心とした全国約1万人に「ほね元気」を配布し、販売員が商品の特長を直接説明することで骨の健康に関心を持ってもらいたいとしている。骨密度は年齢とともに低下する傾向があり、特に高齢の女性にとって重要な課題だという。

「ほね元気」は納豆として初めて特定保健用食品の許可を獲得した商品。納豆菌の働きにより、ビタミンK2を豊富に含み、カルシウムが骨になるのを助ける骨たんぱく質「オステオカルシン」の働きを高めるように工夫されている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)
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