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ふるさと納税の返納品、3割がお米を選択 日本生協連調査

日本生活協同組合連合会

日本生活協同組合連合会(日本生協連)は12月8日、お米についてのアンケート調査結果を発表した。全体の94.4%が1日に1回はお米を食べていることが判明。ふるさと納税を利用している人のうち約3割が返礼品としてお米を選んでいることがわかった。

お米を巡っては、3年ぶりに新米の値上げが発表される一方で、コロナ下で中食・外食向けのお米の需要が減っている。そこで日本生協連は家庭でのお米の利用実態を把握するため調査を実施。9月27日~10月2日、全国の組合員を対象にWEBでアンケートをとり、3862人から回答を得た。

お米を食べる頻度を尋ねたところ、1日に2回程度お米を食べるとの回答割合は全体の50.6%と最も多かった。以下、1日に1回程度が26.5%、1日に3回以上が17.3%となり、全体の94.4%の人が1日に最低1回以上はお米を食べていることがわかった。パンや麺ではなくお米を選ぶ理由として、「食べるのが習慣になっている」(58.7%)が最多となり、以下、「味が良い、好き」(53.5%)、「食べ応えがあり、腹持ちが良い」(38.0%)と続いた。

また、直近1年間でふるさと納税を利用している人は全体の31.4%で、利用者の33.2%が返礼品としてお米を選んでいた。農林水産省の調査によると、ふるさと納税返礼品のお米の販売数量は2020年度が前年比60%増の2万1300トン、21年度が同18%増の2万5200トンと増加傾向にある。日本生協連は「(値上げが発表されたこともあり)今後ふるさと納税でお米を選択する割合は増加することが予想される」と分析している。

そのほか、全体の73.5%が「米粉商品を購入したことがある」と回答。食べてみたい米粉商品は「パン(食パン・菓子パンなど)」(63.8%)、「洋菓子(ホットケーキ・ドーナツ・バームクーヘン)」(43.4%)、「和菓子(カステラ・どら焼き・まんじゅう)」(37.8%)が上位を占めた。

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