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【米国】カーテンやブラインドでエアコン代節約を 色がポイント

コンシューマーリポート

米消費者団体コンシューマー・リポートは、米エネルギー省が推奨する窓カバーによる省エネ対策を紹介している。重要ポイントは「色」で、太陽光を反射する明るい色の製品が良いとしている。同団体は「真夏にエアコンをつけると快適だが、省エネを心がけないと高額な請求書であなた自身が沸騰することになる」と呼びかけている。

窓製品には、屋外の窓上部に設置する日よけ(awning、別名・雨おおい)のほか、屋内に取り付けるカーテン、ブラインド、サンシェード、反射フィルムなどがあるが、これらはいずれも即効性のある省エネ方法。賢く使うと冷房効果を高めながら電気代を節約できるという。

エネルギー省によると、日よけは南向きの窓で最大65%、西向きの窓では最大77%まで太陽光による温度上昇を抑制できるという。最高の効果を得るには明るい色の製品を選ぶこと。冬になると日よけをたたんで太陽光を室内に取り入れると良いという。

カーテンは夏の間は閉めること。生地の種類と色によって効果に違いが出るが、なるべく窓に接近させて取り付け、上下左右すき間が生じないようにすることが重要だ。

シェード(上部から一枚布を下ろして窓を覆う製品)とブラインドも一日中おろしておく必要がある。ブラインドは角度を調節することで採光や通風をコントロールできるが、直射日光を遮断して反射率の高い製品を選ぶことが重要になる。また、シェードは片面が白系、もう片面がダーク系のリバーシブルな色合いの製品を選ぶと、冬の季節に太陽光の熱を取り入れることができる。

反射フィルムは高温シーズンが長い地域の住宅に最適。銀色で鏡のようなフィルムは色付きの透明フィルムよりも効果的だが、反射光に要注意。視界に影響を及ぼす可能性があるため取り付け時に確認する必要があるとしている。

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