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照射食品反対連絡会、50年の活動成果を報告 国内施設閉鎖受け🔒

◎10月31日には全国大会開催へ

食品の放射線照射に反対し、50年間運動を続けてきた「照射食品反対連絡会」が、北海道士幌町にある日本で唯一の照射施設・士幌町食品照射施設・アイソトープ(コバルト)照射センターが閉鎖されたことを踏まえ9月11日、反対運動50年を振り返る講演・報告会を開いた。同連絡会は、「食品照射が禁止されたわけではなく、海外ではいまだに製造されており、違反食品の輸入も散見する。世界規模で照射食品をなくしていく運動を呼びかけていこう」と今後の運動方針を確認した。

照射食品反対連絡会が開いた講演会で運動の成果を報告する久保田裕子さん(9月11日、主婦会館プラザエフにて)

日本では食品に放射線を照射することは禁止されているが、照射ジャガイモは例外として1972年に許可、74年から販売されてきた。他の食品にも許可が予定されていたが、安全性の問題が指摘され、日本スパイス協会などが政府に許可申請していたものの、消費者団体などの反対で進展しなかった。同連絡会は、「今こそ食品照射に終止符を」と呼びかけ、10月31日に衆院議員会館で全国集会を開くことも明らかにした。

9月11日に報告・講演会を開いたのは消費者団体や食品問題研究家、科学者などで構成する「照射食品反対連絡会」。主婦会館プラザエフ(東京・四ツ谷駅前)で「誰も放射線を照射したジャガイモを食べたくない」と題した……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より一部転載)

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