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使用済み紙おむつ、高齢化みすえリサイクルを 須東亮一さん🔓

NIPPON 紙おむつリサイクル推進協会会長 須東亮一さん

「使用済み紙おむつ廃棄物は、ほとんどが税金による回収・焼却処理。このまま超高齢社会が到来すると処理費用増大に伴い自治体や病院、施設、そして消費者にさらに大きな負担が課せられることになります」――。この使用済み紙おむつ廃棄物の減量・リサイクルを推進し、その節税分を子育て支援に回す、このような認識を今こそ社会で共有していくことが必要です、と須東さんは強調する。

一般社団法人「NIPPON 紙おむつリサイクル推進協会」は昨年5月に発足した。「子育てから介護まで。そして介護から子育てへ」という活動方針を掲げる。会長の重責を担うのが須東さんだ。

「社会の役にたつこと、事業としての継続性を担保すること、この点が当協会活動の前提です。使用済み紙おむつ廃棄物をどのように減量・リサイクルへとつなげていくか、そのためにどんな方法があるかなどを検討する。もちろん継続していくためにはビジネスとしての位置付けも必要です。リサイクル技術の開発、リサイクル活動の普及、リサイクルに容易となる紙おむつの開発・普及など、多くの方々との連携や協働を構築していきたい。課題山積ですが、まずは共通の認識を持つ必要性を訴えていきたいと思います」

須東さんは王子ネピア(株)を定年・退社するまで同社取締役およびケアサポート事業本部長を務めた。介護の現場で課題に…(以下続く)

(本紙11月1日号「消費者問題はいま―提言2018」より転載)

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