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中井八千代さん 「減プラ社会」構築へ地域リーダー養成🔓

容器包装の3Rを進める全国ネットワーク副運営委員長、環境カウンセラー 中井八千代さん

「地球は将来の世代からの預かり物です。地球のみずみずしさを、きちんと未来に返すことが、私たち現代人の責任でしょう」

各地の環境市民約200団体と約200人の個人が参加する「3R全国ネット」(容器包装の3Rを進める全国ネットワーク)。その副運営委員長の重責を担うのが中井さん。

「日本の事業者もリースやレンタル、シェアリングなど事業活動の幅を広げてきました。でもEU(欧州連合)諸国はすでにサーキュラーエコノミー(循環型経済)への実践に踏み出している。日本では全国清涼飲料連合会がペットボトル100%有効利用の目標を表明しました。ようやく一歩、というのが実感です」

環境改善への日本の遅れは至るところ散見する。問題化したマイクロプラスチックへの対応でも同様だ。中井さんは、日本政府がホスト役を務めたG20(主要20カ国・地域首脳会議)大阪サミットで採択された「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」に問題点が表象されていると指摘する。

「このビジョンで2050年までに海洋へのプラスチック流出をゼロにすることを盛り込んだ点は歓迎しますが、2050年への目標では遠すぎます。少なくとも2030年までの…(以下続く)

(本紙8月1日号「提言―消費者問題はいま」欄より転載)

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