自然災害による製品事故に注意 5年前の大雪時は風呂釜爆発

地震による落下物で電気ストーブの電源が入って火事になるなど、自然災害をきっかけとした製品事故が2018年までの10年間に55件起きていることが8月22日、NITE(製品評価技術基盤機構)の調べでわかった。9月1日の防災の日を前に、NITEは「自然災害による被害に製品事故が重ならないよう事前に対策を講じてほしい」と呼びかけている。

地震による電気ストーブ発火事故

地震による落下物が電気ストーブのスイッチに接触して電源が入り、火災となる事故が起きた(写真はNITE再現実験より)

事故が起きた製品はガス風呂釜が20件と最も多く、照明器具(6件)、太陽光発電器(6件)、ガス給湯器(5件)、エアコン(2件)、カーポート(=簡易車庫、2件)、テレビ(2件)、電気ストーブ(2件)などと続いた。

ガス風呂釜の事故20件のうち18件は2014年2月に関東地方を襲った記録的大雪が原因。バランス型ガス風呂釜の給排気口が雪でふさがり、機器内にたまったガスが爆発的に着火して給湯器を破損する事故が相次いだ。

そのほか2011年の台風時には、あおられた洗濯物が屋外のセンサーライトに覆いかぶさって発火。同じく11年の東日本大震災時には、津波をかぶった太陽光発電器の内部部品がショートし、次の日晴れたことにより発電を開始したため火災となる事故が起きていた。

NITEは、普段から地震や台風、落雷、積雪などに備えるとともに、ガスや電気の復旧時に起きる事故にも注意を呼びかけた。

NITEが示した主な対策は▽家具を固定する▽暖房器具を使う時は棚などから離す▽使わない家電製品はコンセントから電源プラグを抜いておく▽使用再開時は異常がないかしばらく確認する▽落雷対策が施されたテーブルタップに買い替える――など。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 主婦連合会
    公益通報者保護法が2006年4月の施行以降、いまだに法改正が行われていないとして、全国消費者団体連絡...
  2. 森永おっとっと
    森永製菓は12月10日、「おっとっと」や「エンゼルパイ」など13商品の賞味期限を年月日表示から年月表...
  3. 偽造医薬品啓発サイト
    1899年設立の全米消費者連盟(National Consumers League、NCL)は12月...
  4. 多重債務問題懇談会
    2006年12月の改正貸金業法の成立以降、減少してきた多重債務者数の横ばい傾向が鮮明になった。金融庁...
  5. 誇大広告により販売されていたSynovia
    米連邦取引委員会(FTC)は12月5日、健康食品製造販売業者AS Research、LLC(ASR、...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日...
  2. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  3. コンシューマーリポート

    2019-11-7

    【米国】2年で販売台数10倍 エアフライヤーが本格普及

    油を使わずに揚げたように調理できるエアフライヤー(ノンフライヤー)が米国で急速に普及している。調査会...
  4. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  5. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
ページ上部へ戻る