今年の消費者月間テーマ 「もったいないから始めよう」

消費者庁は毎年5月に開催する「消費者月間」の今年のテーマを「豊かな未来へ~『もったいない』からはじめよう」に設定した。食品ロス削減やエシカル消費の推進など、SDGs(国連の持続可能な開発目標)への具体的取組として消費者月間で呼びかける。「豊かな未来」創造への契機としたいとする。

消費者月間は「消費者基本法」の前身である「消費者保護基本法」の制定・公布を記念して毎年5月に開催されている。消費者・事業者・行政などが消費者問題の重要性を確認しあう期間として位置付けられている。月間を通して消費者団体や各地消費生活センターなどが関連イベントを開き、消費者庁も「消費者月間シンポジウム」を開いてきた。

同庁は今年の統一テーマとして「豊かな未来へ~『もったいない』からはじめよう」に設定。1月21日付けで各事業者などに「日頃事業活動の中で取り組まれていることを消費者月間を機に広く発信し、消費者との双方向コミュニケーションにつなげていただければ」との要請を通知した。

統一テーマについては、昨年10月に食品ロス削減推進法が施行されたこと、エシカル消費などSDGsへの取組推進が重要な消費者政策として提示されていること、それら取組には多様な主体の連携が求められていることなどを踏まえて設定したとしている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る