水回り修理の高額請求に注意を 手口さらに悪質化 兵庫県

ネット検索やマグネット広告をきっかけとした水回り修理の高額請求トラブルが相次いでいるとして、兵庫県立消費生活総合センターが注意を呼びかけている。相談件数が年々増加していることに加え、平均支払金額が高額化し、今年度は前年度の1.4倍に上昇。400万円を支払ってしまった事例も報告された。

今年に入って業者の手口がさらに悪質化しており、同センターは「広告に表示された修理料金だけで済むとは限らない。すぐに契約せず複数の業者から見積もりをとって慎重に検討してほしい」と警告を発している。

トイレの詰まりや水漏れなどの「水回り修理サービス」に関する県内の相談件数は年々増加し、2019年度(4~12月)は369件で、15年度の約2倍に増加。平均支払い金額も18年度の15.8万円から22.2万円へと1.4倍に上昇した。契約者の年齢が上がるにつれ高額な契約が目立つほか、相談の7割以上が神戸・阪神地域に集中していた。

60歳代の女性はトイレが詰まり、マグネット広告を見て業者を呼んだところ、訪問した業者は「木の根が配管に絡まっている」などと言って作業を進め、180万円を請求。女性は当初、業者から「30万円はかからない」と言われていたが、威圧的な態度で契約を迫られ、当日に支払ってしまったという。

センター相談調査課によると、今年に入り高齢女性が600万円を請求され、400万円を支払う事例も発生した。数年前から神戸・阪神地域を中心に悪質な修理業者が暗躍し始め、昨年ごろから契約金額を高額化させているという。同地域の水回り修理トラブル相談件数は全国ワースト1位となっている。

神戸市水道局は24時間365日対応の「水道修繕受付センター(水まわりトラブルの総合窓口)」(フリーダイヤル0120-976-194)の周知を実施。兵庫県立消費生活総合センターは警察当局や市町と連携し被害の未然・拡大防止を呼びかけている。

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