紅麹被害の法律相談を支援 兵庫県が継続 初回30分無料に

小林製薬の紅麹サプリメント3製品による健康被害問題を巡り、兵庫県は3月31日、2025年度も被害者の法律相談を支援すると発表した。初回30分までの費用を県が負担し、法律相談を受けやすくする。県は昨年5月1日から法律相談の支援制度を実施していた。

対象は、小林製薬が販売した機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」等の摂取により被害を受けた県内在住者。

窓口となる兵庫県立消費生活総合センター(電話:078-303-0999)が県弁護士会消費者被害救済センターにつなぎ、弁護士を紹介する。「健康被害に対して損害賠償を請求するにはどのような準備が必要か」、「健康被害で仕事を休まないといけなくなったが、休業補償を求めることはできるか」などの法律的な相談に対し、初回30分までの相談料金を無料とする。

県民躍動課消費政策班によると、1月末までに2件の利用実績があった。同班は「まずは消費生活総合センターに相談してほしい」と呼びかけている。紅麹被害を巡り、都道府県が法律相談を支援する取り組みは珍しい。

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