【英国】インターネット契約、終了時に見直しを 7割がそのまま

インターネット接続の契約終了時、常に業者やプランを変更している人は5人に1人にとどまることが、英国の消費者団体Which?の調査でわかった。3人に1人(33%)が「(たまに)変更することもある」と回答、41%は「変更しない、めったに変更しない」と答え、Which?は「新たに契約し直したほうがいいのかどうか、消費者は混乱している。古い契約をそのままにすると高い料金を支払わされることになる」と指摘している。

通信規制機関のOfcomの調査では、プロバイダーを切り替えるか、契約中の業者と新たに契約を結び直した場合、年間100ポンド(約1万4000円)の節約につながっていた。接続業者は新規の契約者に対し割引キャンペーンなどを行うのが通常。契約終了後は標準料金プランが適用され、支払い額が増えてしまう。

Which?は契約終了時に料金プランの見直しを推奨。最近はオンラインチャットで料金相談を受け付ける業者も増えていて、「契約はそのままで料金の引き下げを交渉することも可能になっている」とアドバイスした。

英国では2020年2月以降、契約終了通知の送信が義務付けられる。Which?は複雑な料金プランが乗り換えの妨げになっているとして、料金プランや乗り換え手続きの簡素化を求めている。

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