【英国】シトロエン、異例のリコール タカタ製エアバッグ搭載

自動車世界大手ステランティスの英国法人が、タカタ製エアバッグを搭載するシトロエンC3やDS3などの全車両を対象に、英国内で「ストップドライブ」リコールを実施していることがわかった。英国の消費者団体「Which?」によると、ストップドライブリコールは車両の即時使用中止を呼びかけるもので、極めて異例の措置だという。

ステランティスによると、タカタ製エアバッグは高温多湿の気候条件にさらされると経年劣化が進み、衝突事故が発生した際、一部のインフレータが破裂してエアバッグが作動し、最悪の場合、死亡事故につながる。

同社は高温多湿の南欧で通常のリコールを実施、昨年4月には欧州全域に広げたが、この時点では未修理でも運転中止を呼び掛けていなかった。しかしフランス北部での死亡事故を受け、今年6月20日に英国を含む欧州全域で即時停止措置(ストップドライブリコール)に踏み切った。

これまでのところ英国で事故は発生していないが、フランス国内で少なくとも18人がタカタ製エアバッグ関連事故により死亡。うち16人は暑い気候となるフランスの海外領土で亡くなったという。

Which?によると、通常のリコールは、所有者にできるだけ早く不具合を修理するよう勧告されるが、ストップドライブリコールは、修理を終えるまで車両を使用しないよう勧告されるという。ステランティスは所有者に向けて「リコール通知が届いたら、事態を真剣に受け止め、指示に従ってほしい」と呼びかけている。

英国では数万台がリコールの影響を受けるとみられ、運転できない期間の代車や交通費の負担などを巡り、早くも混乱が起きているという。

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