ファブリーズ「瞬間お洗濯」表示中止へ 適格団体の指摘で

特定適格消費者団体の消費者支援機構関西(大阪市中央区)は5月8日、P&G(プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン、神戸市)が消臭剤ファブリーズの広告表示の変更に応じたと発表した。機構は2017年12月、「瞬間お洗濯」や「新!ファブリーズで洗おう」とのキャッチコピーが消費者の誤認を招く可能性があると指摘し、これまで同社と意見交換を繰り返すなどしてきた。

機構が問題視したのは、17年秋に新発売した「布用消臭スプレー・ファブリーズダブル除菌」のテレビCMやWEBサイトの表記。同製品に汚れを落とす効果がないのに「お洗濯」「洗おう」といった表現が使われていて、消費者の誤認を招き、景品表示法上の問題があると指摘した。

広告には「消臭する工程を洗濯と比較。汚れを落とす訳ではありません」との記載があったが、テレビCMでは音声ではなく文字で表示していたほか、他の媒体広告でも「瞬間お洗濯」に比べて小さく記していた。機構はこうした記載方法を取る理由や、打消し表示と位置付けているのかを質問。「99.9%除菌・消臭」の記載についても根拠を問うなどしてきた。

面談協議や書面による意見交換を繰り返した結果、P&Gが表示の変更を約束。機構は「問い合わせに対し一定の理解を示し、真摯に対応した」として景品表示法に基づく差止請求を見合わせ、問い合わせ活動を一旦終了すると発表した。

P&Gは「瞬間お洗濯」表示を中止するほか、「99.9%除菌・消臭」との表示については「消臭&99.9%除菌」に変更する。また、自主的に「10秒スプレーで簡単お洗たく」「空気を10秒お掃除」との表示も中止し、順次変更していくと表明している。

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