子どもの夏休み 8割の保護者に悩み 学研系列会社調査

子どもの夏休みの過ごし方や学習方法、学習指導法について「悩み事がある」保護者は81%に上ることが学習塾運営の学研エデュケーショナル(東京)のアンケートで分かった。

「悩み事」の程度は「とてもある」が22%、「ややある」が59%。「とてもある」の回答者のうち小学校3年生の保護者が26%で最も多い。悩みの内容は割合の高い順に「夏休みは学習習慣が乱れる」(41%)、「宿題・課題をする計画がうまく立てられない」(39%)、「家では丁寧に子どもの勉強を見られない」(32%)だった。

夏休みの宿題で一番頭を悩ませるのは「読書感想文」(27%)がトップで、「自由研究」(19%)が続く。子どもたちにこの夏に挑戦してほしいことは多い順に「苦手教科の克服」(56%)、「体験学習」(45%)、「読書」(43%)だった。夏休みの過ごし方では「毎日自由に過ごさせている」(24%)が最多で、2番目が「学童保育に通っている」(20%)だった。

同社はアンケートの結果について「保護者は子どもに学習にしっかりと取り組んでほしいと思っているが、子どもはなかなか取り組めていない現状が見えた。夏休みの学習管理は難しく、計画的な学習をサポートできる仕組みが求められている」としている。

アンケートは4~5月、小学生の子を持つ全国の保護者937人を対象にインターネットを通じて実施した。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 子どもの夏休みの過ごし方や学習方法、学習指導法について「悩み事がある」保護者は81%に上ることが学習c
  2. 英国の消費者団体Which?
    英国の消費者団体「Which?」が行った試買調査によると、オンラインマーケットプレイスで販売されていc
  3. 東京都
    首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)でことし上半期(1~6月)に販売された新築マンションの1c
  4. 東京都庁
    東京都の小池百合子都知事は7月18日、消費者と事業者との間で発生した家庭教師および教材の契約トラブルc
  5. 農林水産省
    農林水産省は22日、全国のスーパーで7~13日に販売されたコメの平均価格は前週より13円安い5㌔㌘当c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る