機能性食品情報公開裁判 最高裁、消費者勝訴 提訴から7年🔒
- 2025/7/7
- 食品
◎原審への差し戻し命ずる 「消費者庁の主張は是認できない」
提訴から7年、交渉2年を含め9年――。6月6日、消費者庁を被告とする機能性表示食品の事後検証資料公開請求訴訟の判決が最高裁から出された。上告人・佐野真理子さん(食の安全・監視市民委員会共同代表)側の完全勝訴だ。争点だった消費者庁の非公開理由を最高裁は「是認することはできない」と厳しく批判し、裁判官5人の全員一致で、同庁の主張を退け、原審判決の破棄と審理差し戻しを命じた。
佐野さん側は最高裁判決を評価するとともに、情報公開の重要性や9年間も事業者寄りと自己保身に終始してきた消費者庁の姿勢に改めて「怒り」を表明。今後も機能性表示食品制度の監視強化・改善を求めていくとともに、最高裁判決が現行制度の抜本的見直しにつながることを期待すると述べた。消費者庁新井ゆたか長官は「今後関係省庁と連携して判決の内容を精査し適切に対応していきたい」とコメントしている。
最高裁では、機能性表示食品をめぐる事後検証結果報告書に記載された情報を……(以下続く)
(本紙「ニッポン消費者新聞」7月1日号より一部転載)
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