コロナ禍、体重増えた4割 ストレス増は6割 都調査

新型コロナの流行が始まった昨年春と比べて「体重が増えた」と回答した人が約4割にのぼることが3月29日、東京都の健康意識に関するモニター調査でわかった。間食の頻度や量が「増えた」人が全体の3割以上いたほか、ストレスが「増えた」との回答が約6割にのぼった。

調査は3月3日~12日、18歳以上のモニター499人を対象にインターネットで実施。365人(73.1%)が回答した。

調査結果によると、新型コロナ感染拡大に伴い84.4%の人が「健康意識が高まった」と答えたが、体重の変化については「増えた」が39.2%、「変化はない」が47.1%、「減った」が11.8%となった。理由として「運動量・活動量の変化」(72.6%)や「食事量の変化」(46.8%)をあげる人が多かった。

コロナ禍の食生活の変化を聞いた項目では、家庭での調理が「増えた」人は52.9%と半数を超えたのに対し、外食する機会が「減った」との回答は81.6%にのぼった。また、中食の利用が「増えた」人は33.7%、冷凍食品・レトルト食品の利用が「増えた」人は34.0%だった。

食事の量については「増えた」との回答が17.5%だったが、間食の頻度や量では「増えた」人が32.6%いて、ながら食べの頻度が「増えた」人も18.4%いた。ストレスについては59.7%の人が「増えた」と回答していた。

自由意見では「コロナとは別の病気の治療が受けにくいと感じる」、「運動したり、体を動かす機会が減ったので、体力低下が心配」、「どこへいくのもマスクが必要で、常に感染が気になるのでストレスになっている」、「人との対面を控えるため、会話の機会が減り、物事の考え方がマイナスに働くようになってきている」などの声が寄せられた。

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