【米国】昨年の盗難車1位は現代 SNSで盗み方動画バズる

米国の保険関連非営利組織「国家保険犯罪局」(NICB)は5月9日、盗難車に関する2023年報告書をまとめ、韓国ブランドである現代(ヒュンダイ)と起亜(キア)の盗難件数が目立ったと発表した。動画投稿アプリのTikTokで盗み方を解説した動画が数百万回も再生されるなどし、一部モデルの脆弱性が露呈した可能性があるという。NICBはクルマの盗難を防ぐため▽明るい場所に駐車する▽貴重品は隠しておく▽窓とドアを閉めて施錠する▽キーを車内に置かない――などの対策を呼びかけている。

盗難件数が多かった車両上位5位は以下の通り。括弧内は盗難件数。

  • 1位:ヒュンダイ・エラントラ(4万8445件)
  • 2位:ヒュンダイ・ソナタ(4万2813件)
  • 3位:キア・オプティマ(3万204件)
  • 4位:シボレー・シルバラード1500(2万3721件)
  • 5位:キア・ソウル(2万1001件)

報道などによると、2022年に「TikTok Challenge」として盗難方法の動画が投稿され、ドライバーとUSBケーブルを使って簡単に起動できることが紹介されていた。以降、全米の警察に盗難の被害届けが急増していたという。ヒュンダイとキアの特定モデル(2015~21年生産)には盗難防止システムのイモビライザーが装備されておらず、こうした脆弱性が狙われた模様。22年以降の車両には盗難対策が施されているという。

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