油断や慣れに注意! 自転車の製品事故、3割強が重傷事例

傘を巻き込んで転倒したり、回転部で指を切断したりするなど、自転車による製品事故が相次いでいるとしてNITE(製品評価技術基盤機構)は5月24日、注意を呼びかけた。事故の3割強が重傷事例で「油断や慣れが大きな事故につながる」と警告、使用前の点検や正しい使い方で事故を防いでほしいとした。

荷物はかごへ!ハンドルにぶら下げた買い物袋が前輪に巻き込まれる状況。バランスを崩して転倒し大変危険(NITEの再現実験より)

NITEによると、2016年度までの5年間に348件の事故が発生。そのうち124件(35.6%)が重傷を負った事例だった。

年代別では、10代の事故が74件(うち重傷が31件)と最多。21件は前輪がロックする事故で、傘やかばんを巻き込むなどして転倒し、12件の重傷事故が起きていた。そのほか、チェーンやフレーム、ブレーキの破損・不具合による事故も目立った。

一方、0~9歳の子どもの事故は28件(うち重傷が7件)だった。21件が保護者が運転していた事例。幼児座席が落下するリコール対象製品による事故のほか、幼児座席の足乗せ部分が破損し、子どもが車輪に足を巻き込まれてけがを負う事故や、チェーンとギアの間の回転部に男児が手を入れてしまい、指を切断する事故などが起きていた。

また、16年度に報告のあった47件の事故のうち23件が電動アシスト自転車によるもの。充電中のバッテリー発火事故などが報告され、NITEは「今後の事故動向を注視していく」と警戒を強めた。

NITEは「自転車は手軽で便利な乗り物だが、誤った使い方は大きな事故につながる。乗車前の点検や購入してからの1カ月での初期点検など、自転車の状況を常に確認し、使い方に注意して事故を未然に防いでほしい」と呼びかけている。

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