【欧州】医薬品の安全性向上を 調査では4分の1が「不合格」

欧州32カ国の45団体でつくる欧州消費者同盟(BEUC)はこのほど、欧州医薬品庁(EMA)に対し、市販医薬品の安全性向上を求める意見をおこなった。市場に出回っている医薬品には、安全性が担保されていなかったり効果が不十分だったりするものがあると指摘している。

ドイツの消費者団体Stiftung Warentestが市販薬2000品目を調べたところ、副作用に比べて治療効果が不十分なものがあり、4分の1の製品を「不合格」と評価していた。

BEUCは「医薬品の中には、臨床試験の被験者が少なすぎるものなど、科学的根拠が不十分なまま承認されているものがある」と指摘。医薬品の評価基準をさらに厳格化し、有効性が副作用を上回ることが確認されたもののみを承認するよう求めた。

また、使用説明書の文字が小さく、内容も分かりにくいため解読が困難だと指摘。わかりやすい説明と読みやすいフォントの使用を求めた。BEUCは「安全でよく効き、高品質な医薬品を提供することはSDGs(国連の持続可能な開発目標)の重要項目の1つであり、EUもこの目標に強くコミットしているはずだ」とし、承認制度の改革を呼びかけた。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 東京都シニア講座籔内祥司さん講演
    スマートフォンの安全な利用方法を学ぶシニア向け消費生活講座が2月20日、東京都消費生活総合センターで...
  2. 米消費者情報誌コンシューマーリポートは2月20日、2020年のベストカーオブザイヤーを発表した。部門...
  3. フランス消費者同盟
    スイスのチケット転売サイト大手「ビアゴーゴー(viagogo)」が攻撃的で誤解を招く手法を駆使して消...
  4. 特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会
    消費者庁の「特定商取引法及び預託法の制度の在り方に関する検討委員会」が2月18日、第1回会合を持ち、...
  5. 赤信号
    旅館のウェブサイト上で、水道水を使った露天風呂を温泉として紹介していたとして、埼玉県は2月17日、旅...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同...
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際...
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日...
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
ページ上部へ戻る