【欧州】医薬品の安全性向上を 調査では4分の1が「不合格」

欧州32カ国の45団体でつくる欧州消費者同盟(BEUC)はこのほど、欧州医薬品庁(EMA)に対し、市販医薬品の安全性向上を求める意見をおこなった。市場に出回っている医薬品には、安全性が担保されていなかったり効果が不十分だったりするものがあると指摘している。

ドイツの消費者団体Stiftung Warentestが市販薬2000品目を調べたところ、副作用に比べて治療効果が不十分なものがあり、4分の1の製品を「不合格」と評価していた。

BEUCは「医薬品の中には、臨床試験の被験者が少なすぎるものなど、科学的根拠が不十分なまま承認されているものがある」と指摘。医薬品の評価基準をさらに厳格化し、有効性が副作用を上回ることが確認されたもののみを承認するよう求めた。

また、使用説明書の文字が小さく、内容も分かりにくいため解読が困難だと指摘。わかりやすい説明と読みやすいフォントの使用を求めた。BEUCは「安全でよく効き、高品質な医薬品を提供することはSDGs(国連の持続可能な開発目標)の重要項目の1つであり、EUもこの目標に強くコミットしているはずだ」とし、承認制度の改革を呼びかけた。

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