【米国】消費者団体がポップコーンを推奨 見逃しがちだが高栄養

米国の消費者団体コンシューマー・リポートが「驚くべき健康効果を持つ7つの食品」の一つとして、ポップコーンの栄養価を紹介している。「バターと塩が過剰でない限り、ポップコーンは最も健康的なスナックの一つだ」と解説している。

栄養学の専門家によると、ポップコーンは全粒穀物で、消化を遅らせる食物繊維が豊富。腹持ちがよく、満腹感が長く続く。また、抗酸化物質であるポリフェノールに加え、健康効果が示唆されているフェルラ酸を含んでいるという。

市販品は飽和脂肪酸とナトリウムを多く含む可能性があるため、自分で作ることを推奨。少量のアボガド、オリーブオイル、バター、塩、スパイスで味付けするとよいという。

ポップコーン以外では、ブドウ、鶏もも肉、サワードウのパン、残り物のパスタ・ご飯・じゃがいも、コールスロー、キムチを取り上げ、それぞれの栄養価を解説した。残り物のパスタ・ご飯・ジャガイモは冷蔵庫で保存するとレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が増加し、食後の血糖値の上昇が緩やかになる可能性があるという。

ミズリー州大学のナタリー・B・アレン教授は「賢明な消費者でも時代遅れのダイエット法にしがみつき、身近にある健康的な食品を見逃している可能性がある」とし、これらの食品の活用を呼びかけた。

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