NACS西日本、消費者教育教材作成 暮らしの知恵を小冊子に

日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(NACS)西日本支部の自主研究会とウィークエンド・テレホン大阪相談室が中心となり、消費者教育教材「くらしをよくするヒント集」を作成した。インターネット、成年年齢引き下げ、食品ロス、プラスチックごみなど今日的な問題をわかりやすく解説し、暮らしを良くしていくための知恵やヒントを盛り込んだ。NACSホームページにPDF版を公開しており、「ダウンロードして、高校生から社会人対象の消費者教育の現場で幅広く活用してほしい」と呼びかけている。

くらしをよくするヒント集

教材は全20ページで、「インターネット、きちんと使えていますか?」「食品ロスを減らすために」「使う責任を考えよう」など14のテーマを取り上げた。1テーマを1ページごとにわかりやすく解説し、暮らしのヒントやトラブル事例、解決方法、注意点などを網羅。より深く知りたい場合の手掛かりとなる情報も加えた。国連が定めたSDGsにも対応し、持続可能な社会についても解説。身近にできる実践例なども紹介している。

NACS西日本支部には食、環境、CS(顧客満足度)、商品マニュアル、繊維など12の自主研究会があり、それぞれが専門的な自主調査・研究活動を展開している。この教材は12の自主研究会の調査・研究と大阪相談室の相談事例をもとに作成し、監修はサステナビリティ消費者会議代表でNACS監事の古谷由紀子さんが担当した。

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