食に関する家事 最も簡便化したいのは「献立」 日本公庫調査

食に関する家事で最も簡便化したい工程を尋ねたところ、「献立の考案」との回答が最も多かったことが日本政策金融公庫(日本公庫)の調査でわかった。年代が低くなるほど、その割合が高くなる傾向がみられたという。調査は今年1月、全国の20歳代~70歳代の男女2000人を対象に実施された。

調査結果によると、食に関する家事のうち最も簡便化したい工程は「献立の考案」(29.4%)が最も高く、以下、「調理」(19.8%)、「後片付け」(18.2%)、「食材の購入」(10.7%)、「容器等のごみの処分」(8.5%)などとなった。「特にない」との回答も10.3%あった。

年代別では、「献立の考案」を簡便化したいとの割合は年代が低くなるほど高くなる傾向がみられ、20歳代の37.7%に対し、70歳代は22.8%だった。一方、「容器等のごみの処分」を簡便化したいとする割合は年代が高くなるほど高くなる傾向となり、20歳代の3.0%に対し、70歳代は15.1%だった。

食の簡便化のために実践していることを尋ねたところ、「冷凍食品の活用」が44.4%と最も高く、以下、「レトルト食品・缶詰・瓶詰を活用」(34.5%)、「品数・材料を少なくする」(32.3%)などの順。「実践していない」との回答は22.2%だった。

家庭で最も購入量の多い冷凍食品は、「そのまま食べられる調理食品」(電子レンジや湯煎で解凍して食べる炒飯、たこ焼き、丼の具など)18.3%、「水産加工品」(加熱して食べる切り身や干物)15.8%、「肉類」13.3%などの順。「購入していない」との回答も16.3%あった。

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