6都市で「電波の安全性」説明会 人体影響など解説 10月から

総務省は10月から2月にかけて、全国6都市で「電波の安全性に関する説明会」を開催する。スマートフォンや無線LANなどの普及により電波の利用が拡大する一方で、人体や健康への影響を心配する声も聞かれることから、消費者に正しい理解を深めてもらう狙い。説明会では専門家がわかりやすく解説する。会場とオンラインのハイブリット開催。参加方法などの詳細は決まり次第公表するとしている。

10月の岡山県倉敷市を皮切りに、11月に秋田市と滋賀県大津市、12月に浜松市、1月に宮崎市、2月にさいたま市で開催する予定。各地域の総合通信局が担当する。

総務省によると、電波が人体に与える影響については国内外で60年以上の研究の蓄積があり、こうした科学的知見をもとに安全基準として「電波防護指針」を策定している。同省は電波の安全性に関する情報を専用サイト「電波利用ホームページ」で随時公開しており、電波の安全性に関する説明会の開催情報も同ホームページに追記するとしている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」8月1日号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. network
    家電リサイクル法に基づきリサイクルが義務付けられている廃家電4品目をめぐり、家電製品協会とSGホールc
  2. 東京都庁
    エスカレーター利用時に転倒などの事故で救急搬送される人が年間約1400人いることから、東京都は10月c
  3. NOVA不当表示
    英会話教室「NOVA」の入会キャンペーンにおいて不当な表示を行ったとして、消費者庁は10月17日、教c
  4. ◎返品対応の重要性強調 「ブランド力向上につながる」 全米小売業協会(NRF)は10月15日、今年c
  5. 消費者庁
    屋内施設で行われる音楽イベントの出入り口付近が混雑して将棋倒しとなり、大規模な事故が起きる可能性があc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る