昨年の清涼飲料水生産量、過去最高 猛暑で消費活発 全清飲調べ

全国清涼飲料連合会(全清飲)が毎年公表している「清涼飲料水統計」によると、2023年の清涼飲料水生産量は前年比2.2%増の2323万4800キロリットルと過去最高となった。1人1日当たりの消費量は512ミリリットルで、毎日PETボトル1本を飲んでいる計算。人口減少による市場の縮小が懸念される中、昨年は記録的な猛暑が連日続き、消費量が増えたという。

直近5年間では、コロナ初年の20年に5%程度落ち込んだもののその後は回復傾向が続いていた。23年の販売金額も前年比7.0%増の4兆4460億9300万円と過去最高を記録した。

品目別生産シェアは「茶系飲料」23.7%、「ミネラルウォーター類」20.8%、「炭酸飲料」16.3%、「コーヒー飲料等」13.5%など。前年と比べて生産量の伸びが目立ったのは「果実飲料」11.2%増、「ミネラルウォーター類」8.3%増、「スポーツ飲料等」4.1%増などだった。シェアトップの「茶系飲料」は1.2%減、3位の「炭酸飲料」は0.6%減と微減した。

同協会は過去40年間の生産量・販売金額などの詳細データをExcel形式でまとめた「清涼飲料水統計」データ版も発刊・販売している。

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