多摩でペットボトルの最新リサイクル学ぶ交流会 消費者団体主催🔒

◎サントリーがボトルtoボトルの取り組み報告 農工大「プラごみ減らし隊」もビデオ出演

東京都多摩消費生活センターで7月22日、ペットボトルの新しいリサイクルを学ぶ消費者団体交流会が開かれた。サントリーホールディングス・サステナビリティ経営推進本部資源循環グループ上席担当部長の小松則夫さんが100%サステナブル化実現に向けた取り組みを報告したほか、東京農工大学生有志でつくる「農工大プラごみ減らし隊」がビデオで活動を紹介した。処分場の問題を抱える多摩地域では、ごみ減量化が消費者と自治体にとって大きな課題。市町と飲料大手がペットボトルの水平リサイクル協定を結ぶ動きも広がっているという。

サントリー小松則夫さん

サントリーのボトルtoボトルの取り組みを報告する小松則夫さん(7月22日、多摩消費生活センターにて)

この交流会は今回で12回目。多摩地域で活動する消費者団体が実行委員会を結成し、毎年テーマを変えて開催してきた。約40名の参加者に向けて挨拶した立川市消費者団体連絡会の横幕玲子さんは「ペットボトルが流通し始めた当初、消費者は強く抵抗したが、利便性には勝てずあっという間にあふれかえってしまった。便利なのはいいが作る時も廃棄する時もCO2を出すため、これを削減することが積年の課題だった。交流会で新しい学び、情報交換をして生活の中で実践していきたい」と語った。

学習会では、小松さんがサントリーの最新の取り組みを報告。2030年のサステナビリティ目標として、ペットボトルをリサイクル素材または植物由来素材100%に切り替え……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」8月1日号より一部転載)

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