【英国】隠れ家計負債が膨張 政府に実態調査要求

英国の「隠れ家計負債」が190億ポンド(2兆7170億円)に膨れ上がっていることが非営利の消費者助言団体「Citizens Advice」の調査でわかり、同団体が警鐘を鳴らしている。こうした家計の負債を把握する部門が政府にはなく、消費者金融や不動産ローン貸し出しと同様の手法で年次統計を取るよう要求している。

同団体はローンやクレジットを除く生活上の負債(いわゆる隠れ家計負債)を集計。各セクターの様々なデータを調査し、税金、水道・電気・通信料金、家賃などの滞納額を集計した。その結果、2016/17年の隠れ家計負債の総額が推計190億ポンドになることが判明。2010年11月時点の140億ポンドと比べて約35%増加していた。

負債の半分以上が国税・年金・地方税など中央政府や地方自治体への滞納。それに家賃や水道・電気・ガス、電話料金などが積み重なる構図だった。同団体は「190億ポンドの負債は政府にとっても無視できない額だ。借金の大部分は返済義務のある債務であり、生活が行き詰まり、自宅からの退去やライフライン(電気・ガス・水道・通信)からの断絶に直面する可能性がある」として、政府に実態把握と対策を呼びかけている。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 多重債務問題懇談会
    2006年12月の改正貸金業法の成立以降、減少してきた多重債務者数の横ばい傾向が鮮明になった。金融庁...
  2. 誇大広告により販売されていたSynovia
    米連邦取引委員会(FTC)は12月5日、健康食品製造販売業者AS Research、LLC(ASR、...
  3. 加熱式たばこ警告表示
    JTは12月5日、加熱式たばこ「プルーム」ブランドの16銘柄について、パッケージデザインをリニューア...
  4. 日本消費者連盟
    日本有機農業研究会や日本消費者連盟、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンなど消費者・農民団体は「...
  5. 成年年齢引下げを考えるIN KYOTO
    京都の大学生が企画運営した公開ラジオ放送のトークイベント「成年年齢引下げを考える in KYOTO~...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日...
  2. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  3. コンシューマーリポート

    2019-11-7

    【米国】2年で販売台数10倍 エアフライヤーが本格普及

    油を使わずに揚げたように調理できるエアフライヤー(ノンフライヤー)が米国で急速に普及している。調査会...
  4. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  5. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
ページ上部へ戻る