高齢者被害どう防ぐ? 見守りの強化呼びかけ 消費者庁

消費者庁は9月12日、高齢者の転倒・転落事故が増加していることを重視し、高齢者などに対する見守り活動の強化を周囲の人や関係機関・団体に求めた。国民生活センターは9月13日と14日の両日、「60歳以上の消費者トラブル110番」を開設、被害防止と救済を目指した相談受付を実施する。

消費者庁、高齢者被害防止呼びかけ

高齢者の転倒・転落事故防止へ見守り活動の強化を呼びかける消費者庁(12日、消費者庁にて)

消費者庁によると、転倒・転落による高齢者事故が増加、年齢が上がるほどに事故が増え、危害の程度も重くなりやすい傾向にある、と説明している。特に75歳以上の後期高齢者では死亡リスクも高くなり、事故防止への見守り体制の整備が必要となっている。

同庁は9月12日、厚労省の「人口動態調査」、東京消防庁の「救急搬送データ」などの高齢者事故実態を踏まえ、次の3点をあげて高齢者の転倒・転落事故の防止対策を提案した。

(1)高齢者の生活環境を確認する(段差や危険個所の減少)

(2)高齢者の身体の状態を確認する(身体機能の減退、特定の疾患の有無、薬の副作用による転倒の可能性など)

(3)事故時の対処方法を確認する(事故発生時の応急措置や対処方法の確認)

家庭内のほかに外出時での事故も警戒されることから、買物時の店舗内事故への注意点もあげている。これら転倒・転落事故を防止するためチェック項目をまとめたイラストも提示している。

一方、国民生活センターは9月13日と14日の両日、「60歳以上の消費者トラブル110番」を開設する。訪問販売被害、投資被害、通販被害など、幅広く苦情相談を受け付ける。「敬老の日」に関連した取組としている。同「110番」の電話番号は、03(5793)4110。両日とも10時から16時まで受け付ける。

関連記事

消費者運動年鑑2020

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. ダイソン偽サイトトップページ
    実在の通信販売サイトをかたった偽サイトなどに対し、消費者庁は10月21日、当該サイト名を公表し、被害...
  2. rice
    消費者庁は10月20日、農産物の検査規格見直しに伴い、玄米、精米の表示制度の見直しも必要になることか...
  3. ダイドー足操作自動販売機
    コロナ禍の公衆衛生意識の高まりを受け、ダイドードリンコが足による操作で購入できる「足操作自動販売機」...
  4. 脚立の誤使用事例
    脚立やはしごで作業中、バランスを崩すなどして転倒・転落する事故が2019年度までの10年間に398件...
  5. 香港消費者委員会
    消費者保護機関の香港消費者委員会は10月15日、市販の乾燥スパイス37点をテストした結果、約2割から...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同...
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際...
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日...
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
ページ上部へ戻る