食品ロス削減へ継続活動 服部理事長と岡村長官が意見交換

料理専門家として各省庁の食育関連検討会の委員などを務める服部学園理事長・服部幸應さんが10月17日、消費者庁・岡村和美長官を訪ね、食品ロス削減など国連が提起するSDGsの国際目標について岡村長官と意見交換した。服部さんは、料理に携わる者は常に食品ロス削減を基本とし、それを念頭に、削減運動への日常的な取り組みが必要と表明、ロス削減活動はSDGsの取り組みとしても重要、と述べた。

食品ロス対策で意見交換

食品ロス削減の重要性を説明する服部幸應さん、右は岡村長官(17日、消費者庁にて)

岡村長官は消費者庁が取り組む食品ロス削減事業を紹介し、消費者はもとより幅広く事業者にも働きかけていることを説明。SDGsの重要性を踏まえ、消費者志向経営事業者との連携活動を提案した。

服部さんは農水省などの食育関連検討委員として食品ロス削減運動にも取り組んでいる。毎年定期的に消費者庁にも訪問しているという。当日の岡村長官との意見交流で服部さんは食品ロス削減運動はSDGs(国連持続可能な開発目標)の17項目分野すべてに該当すると表明。今後も料理を通したSDGs運動を展開していくと説明した。

岡村長官も、今年5月の消費者月間関連イベントでSDGsの重要性をアピールしてきたことや、食品ロス削減運動への施策展開を紹介。今後も幅広い連携活動を継続していくことを表明した。

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