+から始まる不審な国際電話に注意 国セン「無視かブロックを」

「+」から始まる不審な国際電話は詐欺の可能性が高いとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。代金収納会社を名乗ったり、自動音声ガイダンスで「まもなく送電が止まる」と不安をあおって連絡するよう指示したりして、身に覚えのない料金を請求してくるという。同センターは「怪しい電話には出ない、折り返さない」ようアドバイスし、国際電話を利用しない場合は電話会社に利用休止申請を行うことも有効としている。

「+」から始まる電話番号は国際電話で、「+1」はアメリカ・カナダ、「+44」はイギリスとなる。こうした国際電話番号を利用した特殊詐欺が横行しており、全国の消費生活センターにも「+から始まる国際電話が多くかかってきて迷惑だ」「+1となっている電話に出たところ、代金収納会社を名乗り、未納料金30万円を支払うよう言われた」などの相談が寄せられている。

固定電話の場合、無料で国際電話の利用を休止することが可能。携帯電話では、発着信の設定が可能な機種もある。国民生活センターは「知らない番号からの電話は出ない、折り返さない」「個人情報は絶対に伝えない」よう呼び掛けている。

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