【英国】レンタカーの苦情増加、欧州委が監視を強化

欧州各国でレンタカーの契約トラブルが相次いでいる問題で、英国の消費者団体Which?は消費者に対し、事業者に苦情を申し出るようアドバイスした。レンタカー会社には料金の透明性を求めた。

同団体や英サンデー・タイムズ紙によると、フランスの巨大レンタカー会社ヨーロッパカー(Europcar)がスペイン・ポルトガルで事業を展開するゴールドカー(Goldcar)を買収。そのゴールドカー社が英国に進出し、消費者トラブルが急増したという。

Which?の顧客満足度調査では、ゴールドカーの評価は低く、回答者の三分の一が何らかの不満を感じていた。「家に届いた請求書を見ると、契約時にはなかった高額の追加料金が加算されていて衝撃を受けた」などの事例も寄せられたという。

ゴールドカーは、ガソリン代についての説明を十分にしていなかったなどとしてイタリア当局から250万ユーロの罰金を科された問題の多い企業として知られる。サンデー・タイムズ紙は、「同社に限らず、欧州委員会はヨーロッパカー、Avis、エンタープライズ、Hertz、Sixtなどの大手レンタカー会社への監視を強めている」と伝えている。

Which?は「予想外の請求を受けた場合、事業者に苦情を申し出てほしい。事業者が返金を拒否したら、消費者金融法第75条に基づいてクレジットカード会社に返金を請求できる」とアドバイスした。主要5社は2015年、英競争・市場局(CMA)に対し、事業改善を約束したものの依然としてトラブルが相次いでいる。同団体は「さらなる改善には料金の透明性を導入することが重要だ」と指摘する。

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