第4期消費者基本計画の報告書とりまとめ SDGsに対応🔓

2020年度から実施される「第4期消費者基本計画」。その報告書がまとまった。今後、消費者庁を中心に報告書の「計画」に沿った施策立案が本格的に進む。SDGs(持続可能な開発目標)の実現、被害の救済など、12項目の視点を盛り込んでいる。

「消費者基本計画」は政府が消費者政策の計画的推進を図るために定める政策大綱及び計画的推進に必要な事項を盛り込んだもの。5カ年計画として閣議決定される。2005年度から策定され、現在は15年度からの第3期基本計画。2019年度で終了となる。

宮腰光寛・消費者担当大臣

検討会に出席した宮腰光寛・消費者担当大臣。「政府としてしっかり検討していく」と抱負を述べた(12月17日)

そこで消費者庁は検討会を設置し、20年度からの第4期基本計画策定検討を2017年10月から開始。これまで12回の会合を重ね、昨年12月に報告書案を審議、大筋でまとまった。

報告書は消費者基本法に基づき、配慮すべき重要事項について提言したもの。その中に、SDGs(持続可能な開発目標)実現への貢献、時代に沿った消費者の捉え方の見直し、消費者の安全・安心、被害の救済、消費生活相談・紛争処理体制の強化などを盛り込んでいる。さらに、デジタルサービス利用に関する消費者保護と利便性とのバランスについて消費者政策の観点から対応することも提言。時代の要請を反映させた施策推進を提案した内容だ。

「SDGs実現へ向けた貢献」については…(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」1月1日新年特集号より転載)

 

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. フランス消費者同盟
    動画投稿アプリ「TikTok」の複数のインフルエンサーが日焼け止めの危険性をあおり、使わないよう推奨c
  2. NCL
    米大リーグ、ワシントン・ナショナルズが観戦チケットを販売する際、手数料を開示していなかったなどとしてc
  3. 食品安全委員会
    食品安全委員会は7月23日、アレルゲンを含む食品のファクトシート(科学的知見に基づく概要書)を公表しc
  4. 東京都庁
    東京都は7月18日、2023年度インターネット広告監視事業の結果を公表した。1万6000件の広告につc
  5. コンシューマーリポート
    米消費者団体コンシューマー・リポートは7月12日、果物や野菜を洗う最も良い方法を示し、重曹や酢を用いc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る