【英国】助言団体が設立80周年 さらに重要な存在に

英国の非営利助言団体「シチズンズ・アドバイス(Citizens Advice)」が今年9月に設立80周年を迎える。ジリアン・ガイ最高責任者(CEO)はホームページ上でこれまでの軌跡を振り返るとともに、「今後のサービスのあり方について議論を重ねてきた。これからも市民が必要とする助言と支援を提供し続けるため、新たな体制を構築したい」と抱負を語った。

同団体は第二次世界大戦が始まる1939年9月4日に200カ所で無料の助言サービスを開始。当時は家を失った場合の対処法や配給を受け取るための用紙の入手法などをアドバイスしたという。

80年経った今も住宅・借金・年金などの問題や身近な契約問題、消費者の権利と保護など消費生活の改善につながる助言を提供。一方、相談手法は対面方式から電話、ウェブサイト、チャットなど多様化してきたと説明した。

いまや同団体のウェブサイトは誰もが知る存在。昨年は2500万人が訪問し、1500件に及ぶ助言ページが計3400万回閲覧された。相談者の7割が問題の解決に役立ったと回答しているという。

EU離脱問題や政治・経済の不安定化で混乱する英国。ガイCEOは「2019年は不確実性が高まり、問題が複雑化し、大きく変化する年となる。我々の自由で、信頼性が高く、独立した助言はこれまで以上に重要になるだろう」とコメント。「市民のための80年。これからも我々は存在し、誰にでも、どんな問題であろうとその人が前進するために必要な知識と自信を与えていきたい」と決意を語った。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 英国の消費者団体Which?
    家電製品を購入する際、特定のメーカーにこだわる人は多いが、英国の消費者団体Which?は11月7日、...
  2. WII関連情報をを受け付ける適格消費者団体
    全国に16団体認定されている適格消費者団体が連携して本日(13日)から全国一斉にWILL(ウィル)関...
  3. はるまや紙製ショッピングバッグ
    スーツ大手のはるやま商事はプラスチックごみ問題への取り組みの一環として、12月中旬から順次、グループ...
  4. 形態安定加工ワイシャツのテスト
    北海道消費者協会はワイシャツの形態安定加工で使われるホルムアルデヒドに関する商品テストを実施した。ホ...
  5. 豪州消費者団体Choice
    食品の健康度合いを星を数で表す格付けマーク「ヘルススターレーティング」を巡り、豪州の消費者団体CHO...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス...
  2. コンシューマーリポート

    2019-11-7

    【米国】2年で販売台数10倍 エアフライヤーが本格普及

    油を使わずに揚げたように調理できるエアフライヤー(ノンフライヤー)が米国で急速に普及している。調査会...
  3. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  4. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
  5. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2018-11-2

    国際葬儀連盟会長に就任 全日本葬祭業協同組合連合会

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連・石井時明会長)は10月25日に熊本市で全国大会を開き、同連合会副...
ページ上部へ戻る