【米国】幼児や高齢者はカメを飼わないで サルモネラ症発生で

米国で小型のカメに関連したサルモネラ症が18州にまたがって発生している問題で、米疾病対策センター(CDC)は9月29日、5歳未満の子ども、65歳以上の高齢者、免疫力が低下している人に対し、「大きさに関わらずカメをペットとして飼うことを推奨しない」と呼びかけた。連邦法では子どもの感染症を防ぐため、甲羅の長さが4インチ(約10センチ)未満のカメの販売や配布が禁じられている。

CDCの最新データ(9月29日公表分)よると、8月18日以降、59人がサルモネラ症を発症し、23人が入院。感染者の約4割が5歳未満の子どもで、プレゼントとして贈られたカメが感染源となるケースもあった。販売が禁止されている小型のカメはオンラインやフリーマーケット、道路沿いのサービスエリアなどで違法に販売されたり、カーニバルや見本市などで景品として配られたりすることもあるという。

CDCは「カメは大きさを問わず、たとえ健康で清潔に見えても、糞の中にサルモネラ菌を運ぶおそれがある。この菌はカメの体や水槽の水、カメが歩き回った場所に簡単に広がる可能性がある」と指摘する。

カメを巡る注意ポイントとして▽重い症状になる可能性のある5歳未満の子ども、65歳以上の高齢者、免疫力の低下した人はカメをペットとして飼わない▽販売が禁止されていないカメは信頼のできるペットショップで購入する▽触った後は必ず石けんで手をよく洗う▽カメにキスしたり、カメの周囲で食事したりしない――よう呼びかけている。

CDCの推計によると、米国では毎年、サルモネラ症の感染者が約135万人発生し、2万6500人が入院、420人が死亡しているという。

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