【英国】ソーセージの豚肉含有量2倍の差 価格との相関なし

ソーセージの豚肉含有量は商品ごとに差があり、価格が高ければ豚肉がぎっしり入っているという訳ではないことが、英国の消費者団体Which?による市場調査でわかった。同団体は「価格が必ずしも信頼できるガイドになり得るものでない」と指摘している。

スーパー各社で売られているソーセージ41品目を調べた。

豚肉の含有量が最も多かったのは97%の6品目。一方、最も少なかったものはわずか42%しか含まないリッチモンド社「シック(大きい)ポークソーセージ」だった。

価格も各社まちまちで、例えば豚肉を97%含有した6品目でも、1キログラム当たり4.73ポンド~8.73ポンドと開きがあった。

イギリスではソーセージを作る際、ラスクと呼ばれるパン粉を混ぜることが多い。ラスクの割合が高いと豚肉の含有量がその分低下する。ただし、バーベキューでソーセージを楽しむ場合、豚肉ぎっしりのものはお勧めしないという。

精肉店「ジンジャーピッグ」を営むラッセル・アキル氏は「ラスクが適度に入っているソーセージは形が崩れることがないし、調理中に肉汁をよく吸収する。豚肉が97%も入っているものは高温で焼くと肉汁が滴り落ちてしまう」と語った。バーベキューに最適なソーセージは、豚肉含有量が少なくとも75%以上のもので、ラスクが適度に入っているものが良いとしている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高速道路における貨物トラックのサイズ・重量制限を緩和する連邦政府案を巡り、米国の消費者団体ナショナルc
  2. インターネット
    ◎現行法ではカバーし切れず 欧米では規制強化 通販サイトを閲覧するだけなのに会員登録を要求された。c
  3. 学校
    全国の公立中学、高校の91%が2019年以降、校則を見直したことが2日、文部科学省の調査で分かった。c
  4. 日本生協連新体制
    日本生活協同組合連合会は6月13日、第75回通常総会及び2025年度第1回理事会において、副会長の新c
  5. ホワイトハウス
    ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官のキャンペーンに追随し、クラフト・ハインツやペプシコなどc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る