世界的に医薬品不足が深刻化 欧州41団体が緊急要請

世界的に医薬品不足が深刻化している問題で、欧州の消費者、患者、医療者など41団体は連名で9月2日、欧州議会に対し、早急に対処するよう要請した。

医薬品不足は製造拠点のグローバル化が一因とされ、輸入に頼る先進国で問題が深刻化している。欧州病院薬剤師協会(EAHP)などの調査によると、フランスで在庫不足が指摘された医薬品の数は、2008年から2018年の10年間に20倍に急増。2019年には重要な治療薬やワクチンなど1200種類が不足すると予想されている。また、ベルギーでは国内で市販される医薬品の5%に相当する497種類が入手できない状況に陥っている。41団体は「多くの患者が病状の悪化に苦しみ、欧州で深刻な公衆衛生上の脅威となっている」と指摘する。

消費者団体などは5月にも要請書を提出。当時はおよそ30団体がこの運動に参加したが、今回は41団体にまで増加。医学会・薬学会など医療関係団体からの参加が目立つという。

医薬品不足を解決するには、欧州議会による強力な措置が必要。41団体は「緊急を要する問題だ。政治的にも最優先事項に位置付けて、早急に対処すべきだ」と訴えている。

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