高齢者の誤飲・誤食300件超、入れ歯・包装シートも🔓

消費者庁は9月11日、65歳以上の高齢者に誤飲・誤食事故が多いと注意を呼びかけた。2010年12月から今年6月までに318件の事故が発生していることを明らかにし、医薬品の包装シート、入れ歯・歯の詰め物、洗剤・漂白剤などの誤飲事故が目立つとしている。家族や周囲の人の見守り活動の重要性をアピールした。

伊藤明子長官

事故防止を呼びかける消費者庁の伊藤明子長官(11日、消費者庁にて)

消費者庁は国民生活センターとの共同事業である「医療機関ネットワーク」に65歳以上の高齢者による誤飲・誤食事故が約8年半で318件寄せられ、これまで幾たびかの注意喚起以降も、その数は減少していないことを明らかにした。75歳以上の後期高齢者による事故が226件と多く、前期高齢者(65歳~74歳)の2.5倍になっていることも重大視している。

事故の中では、医薬品の包装を誤飲した事例が116件、入れ歯・詰め物が67件、洗剤・漂白剤が39件だった。洗剤・漂白剤の事故は…(以下続く)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
ジー・サーチ データベースサービス
日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 米連邦取引委員会
    AIを使った音声クローン技術によるなりすまし詐欺を防ぐため、米連邦取引委員会(FTC)は一般から具体c
  2. 銀行の貸し手責任を問う会事務局長・椎名麻紗枝さん
    弁護士、銀行の貸し手責任を問う会事務局長・椎名麻紗枝さん ◎「行政は国民の護民官たれ」 監督権限、c
  3. 東京都消費生活総合センター
    悪質なホストクラブで若い女性が高額請求され、支払い能力以上の売掛金(ツケ払い)を負わされた末、犯罪行c
  4. コイン
    世界最大の仮想通貨(暗号資産)取引所のバイナンスが11月21日、マネーロンダリング対策を怠るなどの違c
  5. 全相協公開シンポジウム
    ◎不意打ち性・密室性を悪用 規制のあり方を議論 インターネットによるデジタル広告と勧誘が消費者被害c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る