シニア層、スマホ派7割に 16年にフューチャーフォンを逆転

携帯電話を所有するシニア層のあいだで、スマートフォンの利用が拡大している。MMD研究所の調査によると、2019年のスマホ利用者は前年比7ポイント増の68.5%となった。一方、ガラケーなどのフューチャーフォン(従来の携帯電話)利用者は31.5%だった。

この調査はMMD研究所が2012年から実施するもの。携帯電話を所有する60歳~79歳の男女を対象に契約通信会社の推移を集計した。

調査によると、スマホ利用者の割合は年々拡大し、12年の12.7%から今年は68.8%となった。2016年には前年比10.3ポイント増の51.3%となり、フューチャーフォンを逆転していた。

また、2019年の契約通信会社は「3キャリア」(docomo、au、SoftBank)が81%、「格安SIM」が18.9%。格安SIMの利用が年々拡大(12年時は7.7%)していた。キャリアの内訳はdocomoが37.3%、auが26.8%、SoftBankが20.3%。各社とも前年比で減少となった。

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