【米国】秋は駐車場所に注意 落ち葉が車を損傷

街路樹の色づいた落ち葉が道路や車を覆う季節に入り、米消費者情報誌コンシューマー・リポートは10月11日、樹木周辺での駐車に注意を呼びかけた。落ち葉が車のすき間に入り込んで吸気口や排水口を詰まらせたり、塗装にダメージを与えたりする可能性があるという。ほかに駐車場所がない場合は、落ち葉から車を守るため、多層構造の車体カバーの利用を勧めた。

コンシューマー・リポートによると、濡れた落ち葉に含まれる樹液は酸性で、塗装コーティングを傷つける可能性がある。また、落ち葉がワイパーに引っかかったり、すき間に入り込んで吸気口や排水口を詰まらせたりするため、状況に応じて取り除くことが必要。手やリーフブロワーを使って丁寧に除去し、最後に水で洗い流すなど、非常に手間がかかる。さらに、樹液が直接落ちてくることもあるため、特に長期間駐車する場合は樹木の下での駐車は避けてほしいとしている。

駐車場所以外の解決方法として、季節ごとにワックスをかけることを推奨。塗装の保護に役立つとした。樹木周辺で駐車しなければいけない場合は、多層構造の車体カバーの使用を勧めた。安価な単層構造カバーは湿気が発生し、車を傷つけるおそれがあるため、少々値が張る(100ドル以上)が多層構造のものが良いとした。

濡れた落ち葉は走行中も要注意。凍った道路と同じくらい滑りやすいため、同誌は「車間距離を十分に取ることが重要だ」と呼びかけている。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. U.S. PIRG
    米国の航空業界は2022年、コロナ後としては初めて通常の旅行が楽しめる年となったが、航空会社への消費c
  2. 国土交通省
    国土交通省は経済産業省と連携し、4月に「再配達削減PR月間」を展開する。物流の「2024年問題」が差c
  3. 公益科学センター
    米食品大手クラフト・ハインツが販売する子ども用ランチセット「ランチャブルズ」が今秋にも学校給食プログc
  4. NCL
    シリコンバレー銀行の経営破綻により米国で金融システム不安が高まっている問題で、米消費者団体ナショナルc
  5. 消費者庁徳島オフィス
    徳島県におけるエシカル消費(倫理的消費)の2022年度認知度は58.8%で、昨年度から4.9ポイントc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る