【豪州】冷蔵庫はもはやハイテク機器 消費者団体が買い替え推奨

南半球に位置するオーストラリアは、夏を迎えるこの時期にブラックフライデーと年末商戦の2大バーゲンセールがやってくる。これを受け、豪州の消費者団体CHOICEは新しい冷蔵庫への買い替えを呼びかけた。「小売業者の多くはこの時期に在庫を一斉処分するので掘り出し物が見つかる」としている。

冷蔵庫の寿命は約9年で、新しい製品ほど性能と機能が充実している。CHOICEは「年々エネルギー効率が厳格化されているので、古い冷蔵庫は電気代が余計にかかる。夏を迎える年末はアップグレードするのに最適な時期だ」と呼びかけている。

最新の冷蔵庫は「食べ物を冷たく保存する箱」ではなく、著しい進化を遂げたハイテク機器。同団体によると、スマートフォンと肩を並べるほど「スマート」で、庫内にカメラを搭載し、買い物中にスマホから食材の有無を確認できる機能を備えた製品が登場。扉に備え付けられたタッチスクリーンではYoutubeからレシピ動画を検索したり、インターネットラジオを聴いたりすることも可能だという。さらに収納スペースにも変化が見られ、ワイン専用、キムチ専用など様々な収納庫を備えた製品が増加。冷蔵庫の近くに立つとドアが半透明になり、中身が見える製品もあるという。

CHOICEによると、最近は大型の冷蔵庫を好む傾向が顕著になっていて、フレンチドア(観音開き)冷蔵庫が人気だという。様々な最新機能については「がっかりするものや拍手に値するものがある」といい、同団体は商品テストで明らかにしていく方針だ。

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