在宅勤務を安全に ケーブルや文具、幼児の手の届かない場所に

新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延により、自宅の一部が仕事場(ホームオフィス)に置き換わる中、英国の消費者団体Which?は1月28日、幼児の事故に気をつけるよう呼びかけた。ケーブルや文房具、机、本棚などは潜在的リスクがあると指摘し、子どもの手が届かないよう配置するようアドバイスしている。

ペンやクリップ、ホッチキスなどの小さな文房具は子どもが誤飲するおそれがある。特にボタン電池は命の危険もあるとして、厳重な保管を呼びかけた。

机の引き出しは鍵をかけ、電源コードやケーブルは感電や窒息事故を防ぐため、緩みがないようテープなどで固定するとよいとした。パソコンのマウスやキーボードはワイヤレスにして、配線の数を減らすことも提案した。

家での仕事は資料やファイルが増えるが、収納する本棚は壁に固定を。デスクの角にコーナープロテクターを取り付けると、幼児が転倒した際、大けがとなることを防いでくれる。価格も安くて、取り付けも簡単だという。

また、オフィス用の部屋には鍵をかけ、それができない場合は入り口に安全柵を設置すると、幼児やペットの事故を防止できる。椅子から立ち上がったり、背もたれを倒したりする際は、背後に子どもがいないかを確認することも重要だと呼びかけている。

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