【米国】バービー人形、捨てずに送って マテルがリサイクルへ

米玩具大手マテルは5月12日、玩具のリサイクルプログラム「マテル・プレイバック(Mattel PlayBack)」を開始すると発表した。バービー、マッチボックス、メガブロックの3ブランドを対象に米国とカナダで実施し、フランス、ドイツ、イギリスでも始める。今後、ほかのブランドにも拡大する方針だ。

リサイクルプログラム「マテル・プレイバック」

使用済み玩具を受け付ける「マテル・プレイバック」公式サイト

リサイクルの参加方法は、同社公式サイトから送料無料の宛名ラベルを印刷し、梱包して送るだけ。マテルは届いた玩具を素材ごとに分解・分別して、新しい玩具の原材料として活用する。再利用できない素材は別のプラスチック製品に活用するか、処理してエネルギーとして利用する。

子どもが愛用した人形やおもちゃをごみとして廃棄するのは気が引けるもの。同社は「我々は罪悪感のない解決策を提供すべきだと信じている。リサイクルプログラムは愛用品が埋立地行きにならず、新しいおもちゃとして生まれ変わることで楽しい思い出も循環していく」としている。

同社は2030年までに、製品と包装容器に100%リサイクル材料・リサイクル可能材料・バイオベースプラスチック材料のいずれかを使用する方針を示している。

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