7日は世界食品安全の日、食安委が初参加 メッセージ動画公開

6月7日の「世界食品安全の日」にちなみ、食品安全委員会は同日、YouTubeにメッセージ動画を公開した。佐藤洋委員長が登場し、食品安全に関する取り組みやリスク評価制度をわかりやすく紹介している。食安委がこの活動に参加するのは今回が初めて。当日は各国機関や消費者団体などがSNSでメッセージを投稿するなどしている。

世界食品安全の日(Word Food Safety Day、WFSD)は2019年から始まり、今年で3回目。国際連合が2018年12月20日、SDGsの達成に向けて、食品安全のさらなる普及啓発を呼びかける日として定めた。今年のテーマは「食品安全はみんなの仕事」で、政府、生産者・事業者、消費者に向けて5項目の行動を呼びかけている。このうち消費者には「安全に食べる」「食の安全のためにチームを組む」の取り組みを求めた。

食品安全委員会のメッセージ動画は2分。佐藤委員長が、リスク評価を担う食安委の取り組みをわかりやすく紹介。英語の字幕付きの動画も別途公開した。また、子どもと保護者向け啓発ページ「キッズボックス」6月号でも世界食品安全の日を特集し、食中毒予防などを呼びかけた。

ツイッターでは、WHO(世界保健機関)が「安全ではない食品は200を超す病気の原因となる」として安全な調理や保存を呼びかけたほか、ケニアの消費者団体Consumer Grassrootsが「政府は事業者が安全かつ持続可能な方法で食品を供給し、消費者が健康的な食品にアクセスできるようにする必要がある」と訴えた。内閣府も「#WorldFoodSafetyDay」を付けてツイートし、食安委のメッセージ動画を紹介。後半の画像まで見てほしいと呼びかけた。

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