【米国】タイヤ交換用ジャッキ破損の恐れ GMがリコール

タイヤ交換用ジャッキに破損の可能性があるとして、米ゼネラルモーターズ(GM)は6月18日、新型SUV「ビュイック・アンコールGX」(2020-22年型)と「シボレー・トレイルブレイザー」(2021-22年型)の計13万5400台をリコールすると発表した。

問題のジャッキはプラスチック製で、不適切に設置すると破損する可能性がある。米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は、ジャッキが破損すると持ち上げていた車体が倒れ、重傷・死亡事故に至る恐れがあると指摘している。GMはこれまでに負傷事例1件を含む21件の破損事故を把握している。

リコール対応として、金属製ジャッキとの無償交換を行うが、部品の不足などにより手続きの開始は7月26日になる見通し。米消費者団体コンシューマー・リポートによると、GMはその間、ジャッキを搭載せずに新車を販売する計画で、交換品の提供は後日になるとしている。一方、規制の厳しいロードアイランド州では、交換品が搭載できるようになるまで新車販売ができないという。

リコール未対応車両でタイヤ交換が必要になった場合、車載ジャッキを使用せず、ロードサイドアシスタンスに依頼するよう呼びかけている。

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