消費者庁、消費者月間シンポジウム開催 デジタル被害防止へ議論🔒

◎消費者リテラシ―向上へ重要性増す人的ネットワーク

「デジタルで快適、消費生活術」をテーマに5月の「消費者月間」は開催された。コロナ対策が見直される中、各地で消費者月間関連イベントがリアル・オンライン併用で開催された。東京では5月19日、消費者庁が消費者月間シンポジウムを開催。その模様を全国に発信した。

消費者月間シンポジウム

シンポジウムでは社会のデジタル化が進展する中、その実態の紹介と、消費生活にデジタルツールを有効的に活用していく方策、及びデジタル被害防止に向けた対応策について、研究者や専門家が意見を交わした。被害防止に最も有効的な情報リテラシーの向上として、新聞、テレビ、など事象の深掘りをめざす「オールドメディア」の役割に期待する意見もあった。消費者教育の現場では多様化するデジタル社会に対応し、人と人とがつながる人的ネットワークが改めて重視されていることが報告された。デジタル社会の進展で消費者問題・消費者政策の重要性が改めて指摘されるシンポジウムとなった。

消費者庁が5月19日に東京都千代田区のイイノホールで開催した「消費者月間シンポジウム」は会場参加とオンライン参加の併用方式。全国に内容が発信された。

今年のテーマは、デジタルで快適、消費生活術~デジタル社会の進展と消費者のくらし~」。社会のデジタル化が進む中、消費生活への影響や対応方策、消費者被害の防止や被害発生時の対応などを考える機会となった。シンポジウムには河野太郎消費者担当大臣がビデオメッセージを寄せた。その中で「デジタル化の推進とともに、デジタル消費特有の消費者トラブルも発生している、悪質事業者の横行を阻止し……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」6月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. PFASワーキンググループ
    食品安全委員会のPFASワーキンググループは4月26日、第8回会合を開き、「PFAS(有機フッ素化合c
  2. 米国の保険関連非営利組織「国家保険犯罪局」(NICB)は5月9日、盗難車に関する2023年報告書をまc
  3. 伝統的易学業界
    国民生活センターも参加、トラブル事例を解説 伝統的な易学の研究・普及に取り組んでいる占い関連団体がc
  4. 消費者庁デジタル班
    詐欺的定期商法など排除へ 事業者への注意喚起通知1600件 インターネット通信販売に関するトラブルc
  5. U.S. PIRG
    プラスチック製品に欠かせない原材料「プラスチックペレット」の環境への放出を禁止する法案が米下院で支持c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る