子どもの事故防止へ 日弁連が課題を検討

  • 2018/2/13
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

子どもの事故防止への取組が国の施策目標になっている中、2月9日、日本弁護士連合会は、「子どもの安全~製品事故から子どもを守るために~」と題するシンポジウムを都内の弁護士会館で開いた。「子どもには誤使用の概念は通用しない」「事故の際に保護者の責任が問われるあまり、本当の事故防止策の検討がおろそかになりかねない」などの指摘があがった。

日本弁護士連合会「子どもの安全」シンポジウム

「誤使用」「保護者の責任」を問うだけでは子どもの事故は減らない(9日、弁護士会館で)

子どもの事故防止は消費者庁も重点施策に置いている。当日は同庁消費者安全課・野田幸裕課長がメールやツイッターを使って子ども向け製品のリコール情報の提供など、保護者への対応を積極化させていることを紹介。これまでの注意喚起や、エア遊具事故に関する業界団体への事故防止要請の取組などを紹介した。

裁判事例を調査した志水芙美代弁護士(日弁連消費者問題対策委員会幹事)は、子どもの事故に関する裁判では、

「次第に子どもの使用状況に合わせた製品欠陥問題を検討する考え方が判決に反映されるようになった。しかし、その一方、JISなどの規格を取得しているので製品の安全性は確保されているという安易な考え方もある。その上に、保護者の第一義的責任を問う考え方も根強く、改善課題はまだまだ多い」

と指摘した。誤使用の概念が当てはまらない子どもの事故では、使用状況を踏まえた製品問題にもっと目を向けるべきだとの意見も紹介された。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

Pickup!記事

  1. 国際消費者機構(CI)
    アマゾンやアリババといった巨大ネット企業が食品スーパーの買収を進めている問題で、国際消費者機構(CI…
  2. 第58回全国消費者大会
    全国の消費者団体が一堂に集い、活動実績を共有する「全国消費者大会」が3月16日と17日の両日、東京・…
  3. 東京都食品安全情報評価委員会
    代表的な熟成肉として人気のある「ドライエイジングビーフ」の喫食部分から食中毒菌を検出したとして、東京…
  4. ixs処分を発表する消費者庁
    消費者庁は2月20日、学生を中心に「FGN」と称するビジネススクールの役務提供を連鎖販売取引で展開し…
  5. アルミ缶回収協力者表彰
    アルミ缶リサイクル協会(富永泰夫理事長)は2月16日、東京都内で2017年度アルミ缶回収協力者合同表…

ニッポン消費者新聞最新号

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. チーズフェスタ2017

    2017-11-13

    チーズフェスタに約7千人参加、チー1グランプリも発表

    11月11日と12日の両日、都内で開催されたチーズの祭典「チーズフェスタ」に2日間で延べ7千人を超え…
ページ上部へ戻る