英政府サイトも被害 音声読み上げソフト狙いハッキング

英国政府機関を含む世界4000以上のウェブサイトがハッキング被害に遭った問題で、英国の消費者団体「Which?」は2月12日、消費者に対し、ウイルス対策ソフトを有効にし、最新アップデートを実行するよう呼びかけた。同団体は「今回の事件は最も信頼できるサイトでさえ、単純なハッキング被害に遭う可能性があるという証拠を突き付けた」とし、ウイルス対策の重要性を改めて指摘した。

ハッキング事件は11日に発覚。政府機関サイトなどで使われている視覚障害者向け音声読み上げソフト「Browsealoud(ブラウズアラウド)」が改ざんされ、仮想通貨を採掘するマルウェアが埋め込まれていた。英国では30以上の地方政府機関やNHS(英政府による国民保健サービス)のサイトが被害に遭った。動作が大幅に遅くなるなどの悪影響が想定されるが、個人情報の流出は確認されていないという。

Which?が検索エンジンで調べたところ、ブラウズアラウドを利用しているサイトは地方公共団体のほか学生ローン会社、病院など膨大な数に及んだ。専門家は「広く使われているソフトが簡単にハッキングされることがわかった。今後、IDやパスワードを盗み取るキーロガーといった、はるかに有害性のあるマルウェアが広まる可能性がある」と警告している。同団体は「仮想通貨を不正採掘するクリプトジャッキング(Cryptojacking)の多くがブラウザ上で実行されるため、リアルタイムで脅威を検出できるウイルス対策ソフトを使うことが重要だ」と呼びかけている。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 厚生労働省
    2022年に国内で確認された食中毒発生件数は961件で、前年比244件増加したことが3月23日、厚生c
  2. NITE上げ下げ窓事故
    寒さが緩み、窓を開ける機会が増えるこの時期にあわせ、NITE(製品評価技術基盤機構)は3月23日、窓c
  3. インターネット上で格安料金をうたい、作業後に高額料金を請求するロードサービス業者とのトラブルが複数発c
  4. 東京都健康安全研究センター
    京都府で昨年、店舗で購入した生食用牛肉(ユッケ)を食べた90歳代女性が腸管性大腸菌O157に感染してc
  5. スマートフォン
    就寝前のデジタルメディア利用は、子どもの睡眠時間の短縮や睡眠の質低下につながる――。こうした研究報告c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る